フォアハンドが絶望的に苦手な方へ

どうも!ちょっとの雨なら傘は差さない派の「もっさん」です!
今日は今年の仕事が最終日ということで、仕事納めの飲み会がありましたので、テニスやトレーニングはお休みです。
そこで、需要があるかは置いといて、フォアハンドが打てないとお悩みの方にアドバイスというか提案をする回にでもしようかなと思います!
では、なぜフォアハンドにフォーカスしたのか?
それは、テニスで一番重要なショットと言われながら、僕が一番苦手なショットだったからです(笑)
僕のフォアはよく一緒に練習する仲良しの方から「ミギーが暴れてる!!」と言われてしまうくらいスイングが一貫していなく、安定感0でした。
たまに練習でうまくいっていたとしても、いざ試合になると緊張しすぎてスイングできず、ネット下段にかかったり、あるいは大アウトを繰り返すようなひどい状況でした。
「ちょっと最近フォアの調子が良くないな~」程度に悩んでいる人。冷たいですが、そういう人はご自身で考えながら頑張って練習してください。
今回、僕が提案したいのは、以前の僕のように何でもないボールの返球すらままならない、いくら練習しても上手くならない絶望的なまでにフォアが苦手な人に対してです(笑)
「もういくら練習しても上手くならないし、試合勝てないし、テニス頑張るのなんてやめようかな・・・」と思っているそこのあなた!!諦めてしまう前に以下の方法を試してみませんか??もしかしたら、僕のように何か変わるかもしれませんよ!
対処法① バックハンド中心のラリー、フォアハンドはスライスで凌ぐ
フォアはガンガン打って、バックはスライスなんて人は世の中に結構います。でも逆はあんまりいませんね・・・。これは単純にフォアが得意な人の方が多いってこともありますが、何となくバック中心のプレースタイルをかっこ悪いと捉える風潮がテニス界にはあるような気がしてなりません。
事実、僕も大学時代に
「どこまでバックに回りこむんだよ!www」と友人にバカにされたことがあります(`ε´)
ミスするより良いだろ!!て感じですよね!
僕は全然、このスタイルをかっこ悪いと思ったことはありませんし、勝つために自分にできる最善を尽くそうとしている人は逆に尊敬します。周りにとやかく言われるのが嫌でこの戦法を取らないのだとしたら、そんなちっぽけなプライドは捨てましょう。勝ってくうちに周りの評価も変わってくると思います。
ただ、やはりデメリットはあります。いくつか挙げると
・ボールが浮かないようにフォアのスライスのレベルを上げないといけない。
・フォアのスライスではどうしてもスピードのあるボールは打てないので、パッシングやダブルスのリターンにはあまり向かない。
・強いスピンの利いたボールをスライスでコントロールするのが難しい。
全面の展開練習等で実際に試してみるのが良いかと思います。
対処法② フォアハンドを両手打ちに変える
ごめんなさい・・・。これを書きたいがためにこの記事を書いたようなものなんです・・・。笑。もうお察しかと思いますが、僕は25歳の時に片手フォアから両手フォアに変え、フォアハンドの不安感がなくなりました。
これは自分にとっては大変な賭けでした・・・。下手くそとはいえ、テニスを始めて9年くらいして、両手打ちに変える。なんだか今までの自分の努力を全て否定してしまうような気がしました。また、もっとひどいことになったらどうしようという不安もありました。
でも、僕の気持ちを決心させるある決定的な出来事があったのです・・・!
【フォアハンドを両手打ちにすることを決心した決定的な出来事】
それは、あるシングルスの試合でのことでした。予選リーグ戦を4人で戦う形式だったのですが、僕は初戦でひどい試合をしてしまい、予選突破するためには後が無い状況でした。この時も敗戦の主な原因はやはりフォアハンドの崩壊によるものでした。
ミスの連発だったため、次の試合に向けても全然自信が持てず、軽くパニックになっていた僕はほとんど練習したこともない、両手フォアハンドをいきなり実戦で試してみることにしました。
すると、あら不思議!
ほとんど、スイングというよりはハーフボレーのような押し出すという感覚に近いものでしたが、今まであれだけ不安に思っていたフォアハンド(と呼べるものではなかったと思います・・・)が怖くない!!結果もなんと6-0で勝つことができました。
今思えば、単純に相手が弱かっただけなのかもしれませんが、この時の自信や試合中に感じた感覚は両手フォアに変えることを僕に決心させるのに十分なものでした。
それでは、前置きはこの辺にしておいて、打ち方の解説をしていきます。解説ではメリット・デメリット含めてお話しますね!
1.グリップについて
まず、両手フォアを打つ際のグリップについてですが、大きく分けて以下の2種類があります。
①順手グリップ
利き手が上にくる握り方になります。(写真は右利きの場合)
このグリップの主なメリット、デメリットは以下のとおりです。
【メリット】
・バックハンドと同じようにフォロースルーが取りやすいため、威力を出しやすい。
・後ほど紹介する逆手グリップに比べるとリーチが若干長いため、ボールに届く範囲が広がる。
・片手フォアに比べて、体の動きに制限がかかるため、スイングのバラツキが減り、安定する。
【デメリット】
・通常のバックハンドとグリップが逆になるので、持ち替えなければならない。(リターンがめっちゃムズイ・・・)
・片手フォアに比べるとリーチが短い。
②逆手グリップ
利き手が下にくる握り方になります。(写真は右利きの場合)
このグリップの主なメリット、デメリットは以下のとおりです。
【メリット】
・バックハンドと同じグリップで打てるため、持ち替えの必要がなく、リターンやドライブボレーもしやすい。
・片手フォアに比べて、体の動きに制限がかかるため、スイングのバラツキが減り、安定する。
【デメリット】
・片手フォア・順手グリップに比べて、利き手が邪魔するので、フォロースルーが取りづらい。
・順手グリップよりも更にリーチが短い。(シングルやるなら本気で体力がいります・・・)
ちなみに、僕は逆手グリップにしました。
やってみると分かるのですが、毎回グリップを持ち替えるのってかなり難しいためです。
でも、皆さんは以上のメリット・デメリットを踏まえた上で、実際に試していただき、ご自身に合う方を選んでもらえればと思います!
2.スイングについて
次は実際のスイングについてです!
僕の我流の両手フォアでも良いんですが、ジュニア時代から実際にやっている方にモニターをお願いしようと思います。今回のモニターはこの人↓
うーん・・・こんなふざけた感じの人で大丈夫なんだろうか・・・笑。
でも実力は折り紙つきですので、ご安心ください!今は引退していますが、かつては全日本、国体、日本リーグなどトップのステージで戦っていた人です。ふざけてますが・・・(2回目)
①テイクバック
この写真を見てもらうと分かるとおり、ボールが打点に入る前に既にテイクバックが完了してますね。また、スタンスも広く取られており、この時点で既にミスすることはあり得ないような気がします。
POINT
・腰を入れて、テイクバックを早く完了させる。
・スタンスを広く取る。
②インパクト
これも写真を見ると分かりますが、地面に対してラケット面がきれいに垂直になっています。両手フォアは片手よりも面が安定し、スイングが固定されますので、よりフラット面で当てても問題ないと思います。恐れずにインパクト面は立てていきましょう!
POINT
・面をしっかり立てて、厚い当たりを心がける。
③フォロースルー
両手フォアで一番陥りがちなのが、利き腕が邪魔をするため、スイングが小さくなりやすいことです。インパクト後にしっかり前にボールを押し出していく感覚を持ちましょう!
POINT
・スイングが小さくならないよう、インパクト後にボールを前に押し出していく。
いかがでしたか?
両手フォアはリーチが短くてしんどいというデメリットはありますが、僕自身も両手フォアに変えてから圧倒的に試合に勝てるようになりました。というのも、試合と練習の差が片手時代に比べて減ったというのが一番大きい点かと思っております。
何でも大きく変えるということはとても勇気のいることです。そのことは僕もよ~く分かっています。でも、どんなに練習しても試合でフォアが打てないと悩むアナタ!一つの選択肢として、両手フォアに変えることを検討されてはいかがでしょうか?試合に出ると「フォア両手なんですね!」って必ず1回は話しかけられて、会話のネタにもなりますよ!笑。
それでは今日はここまで!
次回は「もっさん(おっさん)、中学生と戦う!」です。
ではでは!
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